著者は川口マーン惠美さん。ドイツで暮らす日本人です。
難民の問題が確実に深刻さを増して、ほぼ修復不能と言って大袈裟ではないと感じているそうです。
この本を読んでの感想を書きます。
難民というのは、内戦が起きたり、独裁者が人権を無視したり、とてもそこでは生活ができない国から別の国へ「命を救ってもらう」ために移動してくる人たちのことであろう。
小松左京の日本沈没という小説においては、日本の国土が次々と海に沈む中、世界各国との政治交渉が行われ、受け入れ国と拒否する国の対応、発展途上国への移住計画などが描かれていました。内戦や人権問題だけでなく、こういった天災から命を救ってもらうために難民になることもあるでしょう。
それとは別に、「貧しさから逃れる」ために、ヨーロッパとくにドイツへの移動を求める人々も多くいてそれが問題になっているということでした。
難民が、新しい国の文化や言語を学び、その国の約束やしきたりを守って生活をするのであれば、移民として受け入れられるのでしょうが、仕事に就かず、生活保護にたより、時には犯罪を起こしたり、犯罪組織をつくったりすれば、移民として受け入れるのは困難なのだと思います。
もし、日本人が日本沈没によって各国へ難民として移動したら、そこでの約束やしきたりに従い、真面目に働く人が多いのではないかなと思います。

それから、貧しさに耐えられず国を捨てる人たちが出ないように、各国が経済を整えていくことも大事だと書かれていました。他国からの援助としては電気が安定的に供給できるような施設を作ることだそうです。確かに電気が安定して使えるようになれば、経済も変わってくると感じました。
日本では農業や建築や介護などを始め多くの分野で働く人が足りません。外国からの人々に助けてもらっています。しかし、まずは日本人がそこで働きたくなるような魅力(安定した収入など)を作っていくことも大事と著者は言います。
ドイツを筆頭としたヨーロッパの国の状況をよく学び、この問題に向き合っていく必要があると思いました。
それでは、また。
にほんブログ村
人気ブログランキング
