猛勉強をして、司法試験に合格し、司法修習を修了した後、内閣により判事補として任命された裁判官。世間知らずの彼らが、とんでもない判断をしていたことが明かされる本です。
世間知らずの秀才
偏差値75、東大の偏差値よりも高い司法試験に合格するには何千時間もの勉強時間が必要です。当然、世間のことを体験しているような余裕はないでしょう。判事補として10年働き、判事となりいわゆる裁判官の仕事をしていきます。
勉強、仕事と続けていきますので、世間のことを知らないまま、裁判長となっていきます。

何も言うことはありません
この本には多くの「えっと」思うような判例が事実として書かれています。被害者にとっては最悪の判決になっていました。
筆者が引退した裁判長に直接インタビューに行くと、裁判でのことには何も言うことはないと、被害者の不信感を払拭できる回答は全くありませんでした。

被害者になってみないとわからない
読んだだけでも、この本が書かれたときの裁判官の中には「日本を滅ぼす」裁判官がいただろうと想像できます。
しかし、被害者になってみないと、判決への絶望感はわからないと思います。私の知り合いで判決によってとんでもないことになったという方はいません。そもそも、裁判に関わったという方もおりません。裁判で被害者として判決を聞いたという方もおりません。

おわりに
自分が知らない世界をこの本は教えてくれました。今は、改善されているところもあるかと思いますが、世間知らずの裁判官が判決をしているのは、そう変わっていないだろうと思います。
裁判官が六法全書の内容を把握して、法律に基づいて判決を出してくれていることはありがたいことですが、世間の常識を学ぶ時間もとっていただきたいと思いました。
それでは、また。

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