スーパーにて束で買ってきたウェットティッシュには「トイレに流せます」と書いてありました。でも、下水処理場に負荷をかけるのではないかと思いました。
実験してみました
まずは、簡単な実験をしてみました。
トイレットペーパー、ティッシュ2枚重ねを剥がした1枚、流せるウェットティッシュをコップに付けてから割り箸でくるくると回してみました。
トイレットペーパーは徐々に水に溶けていきます。
ティッシュとウェットティッシュは同じくらいに溶けませんでした。割り箸に絡まったままです。
画像は上からトイレットペーパー、ティッシュ、ウェットティッシュの順です。



トイレに流せる製品の取扱いの手引き策定委員会
公益社団法人日本下水道協会では、トイレに流せる製品の取り扱いについて以下のように報告書を書いています。第8回委員会(令和5年3月29日)
このたび、(昨年度、試験を実施したトイレに流せる“おしりふき”24 製品以外の)新たな 10 製品につき水解性を下水道関係者が定めた国際規格(IWSFG PAS3 2018)に基づき調査したところ、以下の 2 製品がトイレットペーパーと同等のほぐれやすさを有していることが判明しました。
①トイレに流せるおしりふき(常裕パルプ工業株式会社)
②サルバ おむつとりかえぬれタオル 流せるタイプ(白十字株式会社)
ちゃんと確認もしているのですね。ほっとしました。私の実験とはずれているのですが…。
紙おむつや水に溶けにくいティッシュなどをトイレに流さないで!
そうは言っても、下水道局のホームページには
「紙おむつやおしりふき、ティッシュペーパーなど、トイレットペーパー以外の水に溶けにくいものをトイレに流すとご家庭の排水管などを詰まらせる原因となります。公共下水道でも、下水道管やポンプを詰まらせたり、水再生センターでの処理にも影響を及ぼすおそれがあります。」
だから、流さないで欲しいと書いています。
まとめ
流せるウェットティッシュの中で、特におしりふき用については、トイレに流せると介護の方は助かりますよね。人のお尻ついた大便をトイレットペーパーできれいにすることは至難の業です。適度な水分と一定時間破れない強さが欲しいです。
おしりふきについては、企業努力でトイレットペーパーと同等のほぐれやすさを有していることが証明されているので、良かったです。
でも、そんなに汚れがついていない便器を拭いた程度だったら、どうでしょう?ゴミ箱に捨てても問題ないのではないでしょうか?
日本の下水処理の技術は高いと聞いていますが、負荷をかけない生活も心がけたいです。
それでは、また。
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