義理の父から譲り受けたのですが、「商売心得帖」(松下幸之助著)という本があります。昭和48年2月20日に発行された本ですので、今から52年前になります。
松下幸之助さんといえば、パナソニックホールディングス(創業時:松下電気器具製作所)の創業者であまりにも有名な方です。経営の神様とも言われている方ですので、こういった本を何冊も書かれていたわけです。
まえがき
商売の心得のことをあちこちで話してきたものを1冊にまとめたそうです。
結局のところ次の基本姿勢が大事だということです。
朝に発意(考え出すこと)
昼に実行
夕べに反省
さらに、毎月、毎年、5年という単位においても、発意→実行→反省を繰り返して
次の過ちを少なくしていくことということです。
世間は正しい
世間を信頼することから商売は始まる。
信頼して、商売も正しくやれば、安心して進めることができる。
正しいことは世間に受け入れてもらえる。
「正しい仕事をしていれば、基本的に悩みは起こらない」
世間とともに一生懸命に仕事をしていこうとすれば
力強さが増すというわけです。

電気が生活を豊かに
松下さんのことを調べれば最初、新型ソケットの製造販売に失敗していることがわかります。銭湯に行くにも困っていたそうですが、半年後に試練から脱却、アタッチメントプラグなどの販売で事業を拡大していきます。大正7年ごろの話です。
パナソニックホールディングスのホームページにはこう書いてあります。
「パナソニックは1918年、創業者・松下幸之助によって設立され、事業を通じて「社会生活の改善と向上」と「世界文化の進展」に寄与することに取り組んでまいりました。」
世間は正しいと信頼し安心して、次から次への人々の暮らしを豊かにする電気製品を開発したわけです。
私もお世話になりました。
昭和生まれの私も昭和2年4月から売り出されて大ヒットしたナショナルランプの改良型にはお世話になりました。他にも電球のソケットやら電灯のスイッチやら、おもちゃを動かす電池やら、あちこちでナショナル製品にお世話になりました。しかし、気づけば2008年10月1日にブランド名がナショナルからパナソニックに変わっていました。
それからテレビCMの歌も覚えています。
「明るいナショナル、明るいナショナル、みんな家中、なんでもナショーナール」
我が家の電化製品でさすがにナショナル製品はありませんでしたが、テレビがパナソニックでした。

ところで、最近、無線ルーターを購入しました。BUFFALO WSR-5400AX6P-BK です。
Wi-Fi 6 対応ルーターです。快適に使えています。
まとめ
大変に読みやすい文章で、簡潔に商売訓がまとめられていると思いました。
これからも少しずつ、読ませていただき私の考えをまとめていけたらと思っています。
調べていくうちに松下幸之助さんが、すごい方だということもわかってきました。本を読み進めて学ぶと同時に松下さんの生き様も学んでいきたいです。
それでは、また。
