8月に映画「雪風 YUKIKAZE」を観ました。そこで本でも読んでみようと思いました。
昭和58年6月7日発行の本
著者は豊田穣さんです。海軍の軍人でもあり、戦史を詳しく調べて、書かれていました。雪風が参加した作戦を網羅していますので、読み応えがありました。
ただ、42年前発行の本ということもあり文字が小さいので、老眼にはつらかったです。

雪風の戦歴
結果を知っているので安心して読むことができました。多くの駆逐艦が戦列から外れていった中で雪風の戦歴には幸運があったとしかいいようがありません。中華民国に譲られたあと廃艦になる際には、返還運動があったそうですが、中華民国はそれに応じず、舵輪と錨のみが返還されました。

いい加減な内容の本がある
豊田穣さんは、他著者の本について、矛盾や調査不足について指摘をしています。正しい情報が提供されなければならないという強い思いを感じました。生きて帰ることのできなかった戦友のことを思ってのことだと思います。

まとめ
映画とこの本を通して、雪風という駆逐艦の戦歴を確かめることができました。強運艦とか幸運艦とか呼ばれましたが、それでも死傷者を出しているわけです。
戦争の酷さを学び、国同士の問題を戦争以外で解決していくことの大事さを心に刻みたいです。
それでは、また。


