森信三氏は、戦前・戦後を通じて日本の教育界最大の人物と言われています。森氏は明治29年生まれ。教育や哲学を深く学んでいます。
編者は寺田一清氏です。読書会や坐談で聞き取ったことをまとめ、森氏に校閲をしてもらっている内容です。
1月1日
「人生二度なし」
これ人生における最大最深の真理なり。
だからこそ、今を大事に生活していくことだ!と私は思いました。
1月2日
つねに腰骨をシャンと立てること ―
これ人間に性根の入る極秘伝なり。
立腰教育というのも提唱されており、意識を持てば簡単にできることです。あとはそれを習慣にすることでしょう。私も時々意識しています。
ただ、足を組むことも好きなので、困っています。足を組むことは腰に負担をかけることになりますので、できればやりたくないのですが、気が付くと組んでしまっていることがあります。(書いている最中も一度、足を組んでしまいました)
腰を立てることが好きになるようになれば、足を組む習慣が無くなります。腰を立てたまま足を組むのは気持ちよくないからです。
しつけの三原則
それから森氏はしつけの三原則として「あいさつ」「返事」「後始末」を提唱していました。
あいさつ…自分から先に元気よくあいさつをする。
返事…はっきりと「はい」と返事をする。
後始末…履物をきちんとそろえる。椅子を使ったら元に戻す。
一つひとつは、割と簡単にできそうな内容です。これが習慣になるように、躾けなさいということです。
「あいさつをしないと、気持ち悪い」「はいと返事しないと、気持ち悪い」「履物を揃えないと、気持ち悪い」「椅子を出しっぱなしにすると、気持ち悪い」…そんな気持ちになると実行できるようになるでしょうね。
私もいまさらですが、この三原則を実践しようとしています。
おわりに
もし、機会がありましたら、手にとってみてください。
それでは、また。
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